2006年02月13日
マット・フランコの通信簿 2005
2005年シーズンの活躍を通信簿として振り返るこの企画『選手たちの通信簿』第30回は、マット・フランコの通信簿です。
2004年にベニーと共にボビーが連れてきたマティ。
その2004年シーズンは、中盤まで素晴らしい成績を残したものの、途中から急激に失速。
結局、.278、16HR、65打点と平凡な成績。しまいには『テレンコ』なんてあだ名も…
チーム三冠王に輝いたベニーに水をあけられる結果となりました。
2005年シーズンはそんな汚名を返上すべく望んだ大事なシーズン。
では、まずマティの2005年シーズンの結果を見て見ましょう。
《2005年シーズン成績》
| 試合数 | 打席数 | 打 数 | 安 打 | 打 率 | 本塁打 | 打 点 | 盗 塁 |
| 129 | 520 | 464 | 139 | .300 | 21 | 78 | 2 |
| 四死球 | 三 振 | 三振率 | 出塁率 | 長打率 | 対右投 | 対左投 | 得点圏 |
| 54 | 90 | .194 | .372 | .496 | .302 | .294 | .299 |
| 獲得タイトル | なし | ||||||
《マット・フランコ月間成績:2005》
| 試 合 | 打席数 | 打 数 | 安 打 | 打 率 | 本塁打 | 打 点 | 盗 塁 | |
| 3・4月 | 26 | 104 | 94 | 31 | .330 | 4 | 20 | 1 |
| 5月 | 23 | 92 | 85 | 26 | .306 | 6 | 19 | 0 |
| 6月 | 20 | 85 | 72 | 29 | .403 | 3 | 10 | 0 |
| 7月 | 20 | 76 | 66 | 13 | .197 | 1 | 5 | 1 |
| 8月 | 22 | 92 | 81 | 18 | .222 | 3 | 9 | 0 |
| 9月 | 18 | 71 | 66 | 22 | .333 | 4 | 15 | 0 |
| 交流戦 | 33 | 134 | 117 | 41 | .350 | 8 | 25 | 0 |
開幕戦こそヒットの出なかったマティでしたが、その後は出場する試合ではヒットを重ねていきます。
開幕から4月末までにスタメン出場した試合でヒットが出なかったのは、わずか3試合。
西岡(4月.340)、福浦(.366)といった選手の影に隠れ、あまり露出することはあまりありませんでしたが、実際は素晴らしい活躍も多くありました。
私の中で特に鮮明に覚えているのは、3/30のバファローズ戦。
先発の晋吾が好投し、1-0と1点ビハインドで迎えた7回1死2塁の場面。
マティの放った打球は、驚くべき打球速度でライトスタンドに突き刺さる逆転の2ランHR!
この日の公式では、この当りをこう表現しています。
『センターやや右のスタンドへ逆点の2ランホームラン!!フランコ今季1号は閃光フルスイングから放たれた珠玉の逆転弾!』本当に素晴らしい当りでした。
当のマティも『弾丸ライナー。パーフェクトな当たりだったよ。ああいう当たりを打つと本当に気持ちがいいよね。久々の感触だったよ』とコメントしていました。
私の中では、あの1打が今シーズンのマティのベストスイングだったと思います。
そして、忘れもしない守備としては、4/30のホークス戦。
この日は2-1と僅差のゲームで勝利したわけですが、4回にマティのプレーが無ければ負けていたかもしれませんね。
そのプレーとは⇒コチラ
その時には、ただ捕れなかっただけなのか?と思ったのですが、後日談であれはわざと落としたとの事でした。
上手く捕ってファインプレーは当たり前のことですが、捕らなくてファインプレーは珍しいですよね。
マティの打撃は、交流戦を向かえより一層冴え渡ります。
特に圧巻だったのは中日戦。ここで皆さんは「え?」と思う方が多いでしょうね。
阪神戦じゃなかったの?と。確かに印象的なのは甲子園での阪神戦。
今シーズン阪神戦の成績は20打数7安打(.350)・2HR・7打点と素晴らしい成績を収めたわけです。そして、甲子園では9打数5安打で、打率はなんと.556。驚くべき数字ですよね。
でも、中日戦はもっとすごかったんです。24打数13安打(.542)・3HR・7打点。特に名古屋ドームでは、13打数8安打で、甲子園の阪神戦を上回る脅威の.615という結果を残しているんです。
いや~私もシーズンを振り返って、数字を見て驚きました。
甲子園での2本のHRが、すごく良い所で出たので、その印象が強かったんでしょうね。
6月を終えて、マティの打率は.343。石井義人に次いで、バットマンレースの2位につけていました。
しかし、ここがマティのピーク。
7月に入ると打撃は低調に落ち込み、打率も急激に下降していきます。
7月の月間打率は.197と最悪な結果。打率を一気に3分下げてしまいました。
8月もなかなか調子が上がらないまま迎えた9月、帳尻の神が彼に降臨します。
8/28に.300を切ると、9/18には.286まで打率を落とします。
が、迎えた最終戦、前日までの打率は.297となんとか.300まであと少しという状況の中、HRを含む3打数2安打を放ち、切上げでしたが.300に乗せました。
POに入ると初戦、1-1の同点で迎えた8回には勝ち越しのタイムリーを放ちます。
2ndステージの第2戦でも、1点ビハインドの6回に逆転タイムリーを放つなど、大きく勝利に貢献します。
そして、日本シリーズでも素晴らしい成績を収めました。
では、そんなマティの通信簿投票結果を見てみましょう。
《通信簿投票結果》 ※評価基準はコチラ
| 評 価 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 結 果 |
| 投票数 | 30 | 130 | 44 | 2 | 0 | 3.91 |
| 割 合 | 14.6% | 63.1% | 21.4% | 1.0% | 0% |
皆さんの投票は、60%以上の方が「素晴らしい活躍!」の”4”に集まりました。
しかし、平均は4.00を切る結果に。
シーズン成績を見れば、4.00を超えても良さそうなんですけどね…
やはり後半の失速が、「また今年もか」という考えにさせてしまい、良い印象を残せなかったという所でしょうか…
7月以降は、本当に三振が多く、なんと三振率は.235という結果。
もともと、チームの中でも最多の90三振を喫していますからね。中でも数多い見逃し三振は、見ていて本当うんざりしますね。
実際数字で見ても、得点圏打率があまり高くない。他の選手が、軒並み通常の打率に比べて得点圏打率をあげているのに対して、マティは下がっています。
そして、その得点圏における三振率が.224と非常に高くなっています。
更には本拠地マリンスタジアムでの不振。ホームスタジアムなのに、打率は.268という数字。
こういった部分の改善が、2006年シーズンの課題でしょうね。
こんな悪い事ばかり書いてしまったわけですが、実は2005年シーズンのマリーンズにおいて、最も多くの打席に立ったのはマティなんです。それだけ、ボビーの信頼が厚いんですよね。
皆さん、マティは左ピッチャーに弱いという印象が有りませんか?
しかし、2005年シーズンの彼の対左投手成績は.294という結果を残しているんです。
私の中では、左ピッチャーの外に逃げるスライダーに滅法弱いというイメージがあるんですが…
じつはそれなりに結果を残しているんですね。だからこそ信頼もあるという訳です。
彼の実直な性格も良い所です。
2004年シーズンに比べ、2005年シーズンは明らかに一回りビルドアップしていました。
その結果が、飛ばないボールに変わったシーズンでもHR数が増加(16本⇒21本)に繋がったのは間違いないでしょう。優勝にも大きく貢献したと思います。
彼のワールドシリーズ出場という経験は、ほとんどの選手が優勝経験が無い中で、大きな支えとなりました。
2006年こそ、後半に失速しないで活躍してくれることを願います!
マット・フランコ選手、2006年も頑張ってください!!
次回の『選手たちの通信簿』は、イ・スンヨプの通信簿です。お楽しみに。
「マット・フランコの通信簿 2005」に関連した記事
みなさま、投票をお願いします!
Comment on "マット・フランコの通信簿 2005"
Post a Comment
"マット・フランコの通信簿 2005"の関連商品
Trackback on "マット・フランコの通信簿 2005"
このエントリーのトラックバックURL:
"マット・フランコの通信簿 2005"へのトラックバックはまだありません。








確かに見逃し三振にはちょっとうんざりしますね。
結構多いですし。特にキャッチャーミットに収まった瞬間にもうベンチに帰りはじめてるみたいな。
まあ元々球種を読むタイプだと思うのでしょうがないと言えばそれまでですが・・・
Dさん、こんにちは。
確かにそうでは有るんですが、振らないことには当たらないですからね。
際どいボールじゃないのに見逃したりするのは、いただけないですよね。特にチャンスでそんな場面に出くわすと、本当うんざりしてしまいます。