小林雅英の通信簿 2005 : 千葉ロッテ マリーンズを愛してやまない人たちに送る~clm-today.com

2008年ヤマチョウの新茶

2005年12月18日

小林雅英の通信簿 2005

2005年シーズンの活躍を通信簿として振り返るこの企画『選手たちの通信簿』第9回は、小林雅英の通信簿です。
『幕張の防波堤』として、チームの守護神を務めるマサ。昨シーズンまでなかなかメディアに露出することの少なかったマリーンズの選手の中で、彼だけは他チームのファンからも知られる選手。
今年からは選手会長にも就任しました。就任1年目でチームは優勝。個人としてもセーブ王と、劇場王の2冠(爆)を獲得しました。
更には5/17の広島戦では、史上最速の150セーブ(歴代4人目)も達成しました。
そんなマサの今シーズンを振り返ってみましょう。

《2005年シーズン成績》

試合数勝 利敗 戦セーブ防御率勝 率投球回打 者
4622292.58.50045.1186
被安打被打率奪三振三振率与四死四死率失 点自責点
499.73336.55101.991413
獲得タイトルセーブ王 劇場王

今シーズン初登板は、3/29のバファローズ戦
1点リードの9回に登板。しかし、先頭のガルシアにいきなり2ベースを打たれ、ピンチを招きます。
しかし、ブランボー、北川、早川の3人をいずれも内野ゴロに切って取り、万事休す。なんとか1イニングを無失点で切り抜けました。

続く登板は翌30日。この日は2点リードの9回に登板。
2死を取った後、後藤に2ベース、塩谷にヒットを許し1点差まで詰め寄られます。しかし、続く早川を抑え2セーブ目を挙げました。
開幕後の2試合で、いずれもスコアリングポジションまでランナーを進められる展開に、今年の不安を感じたのは私だけではなかったことでしょう。
まあ、昨年旧オリックスには打たれましたから、その辺りも関係しているのか?と思いつつはいたのですが、登板するたびにランナーを許しピンチを迎える姿に、いつしか劇場王という名も少しずつ定着してしまいました。

序盤に印象的だったのは、交流戦の開幕戦となった5/6のベイスターズ戦
この日は雨中の決戦。エースの素晴らしいピッチングに報いようと、守りに入った投球が裏目に出てしまい、9回に逆転サヨナラを許してしまいました。

シーズン中この他にも、7/19のファイターズ戦には1点差の9回、稲葉に同点HRを許したり、8/18の西武戦では延長12回にサヨナラHRを浴びました。この辺りの試合が皆さんも印象に残っているのではないでしょうか?
更には9/20のゲームでは、屈辱とも言えるリードした状態での薮田へのスイッチ。
指揮官の非情とも思えるこの交代劇でしたが、あの状態ではやむなしでした。
あの数日前に、素晴らしいピッチングをして、私もそのときに『小林劇場終幕』なんて記事を書いたのですが…

更には、あの10.15のゲーム。ホークスとのPO2ndステージ第3戦での4点差からの同点劇。
マサの劇場王としての名が、世に響いてしまいました(泣)

抑えの投手だからといって毎回が完璧ではないので、そりゃ打たれることもあるのですが、今季これだけマサが評価を落としてしまったのは、ほとんど毎回のようにランナーを許してしまった事。
マサの被安打率は.282。薮田は.209、藤田は.203ということを考えると、かなり悪い数字。
被打率は9.73。実に1イニングに1本はヒットを許している計算になります。
どうしてもランナーが出るとピンチに思えるわけで…
そう思っているところに、実際に点を取られてしまうと、『オイ!』ってなってしまうんですよね。
防御率だけ見たら、それほどでもないのに、信頼感がないのはそういった理由でしょう。

マサ自身は、ランナーを出しても最終的に点を取られなければ良いと考えているようですね。
12/19号の週ベで、マサはこう語っています。

記者「PO2ndステージ第3戦を振り返って、いったい何が起こったのですか?」
マサ「いつもは無責任というか、走者が出ても知らないよ、勝てば良いんでしょ、と気にしないんですが、あの時は投げ急いでしました…」
記者「4点取られる前に3つアウトをとれば、試合が終わるという場面。普段ならあまり難しいことではないと思うのですが、3つ目のアウトをとる前に4点取られてしまいました。」
マサ「あと1アウトが遠かったというと、決してそういうわけでもない・・・中略・・・抑えとして最低限の仕事はできたと思います。二死満塁から押し出しで同点にされた後は抑えましたから。僕の仕事はとりあえず逆転されないことというのが最低ライン。その回は同点で食い止められましたからね。」

ここまでを聞くとどれだけ傲慢なんだと思ってしまいますが、その後当時を振り返って
「ファンやチームメイトの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした、何をやっているんだろうって……」
と言っています。

ここ3回ほど続けて、藤田、薮田、そして今日のマサと、中継以降の投手を取り上げたわけですが、やはり記事の題材となるのは、打たれた時のことばかり。
マサなんか典型で、打たれると記事になるけど、抑えて当たり前というのが彼のイメージ。
確かにそういった意味で考えると、精神的にはかなり過酷。ある意味、点さえ取られなければ良いというくらいの開き直りができる方が良いんでしょうね。

では、そのマサの通信簿投票結果を見てみましょう。

《通信簿投票結果》  ※評価基準はコチラ

評 価 5  4  3  2  1 結 果
投票数23641143663.26
割 合9.5%26.6%47.3%14.1%2.5%

皆さんの投票結果は、約半数が「よく頑張った。」の”3”に投票。「素晴らしい活躍!」の”4”にも約1/4が入りました。しかし、「ちょっと期待はずれ。」の”2”にも15%程の投票がありました。
今年のマサを象徴する結果。見る人の見方によって評価も違うということですね。

私は今シーズンのマサを振り返って一言。
抑えを何年もやってきて、すでに現在の球種と組立ては研究されれいるはずです。
力で抑えることができるというのは過信だと思います。
その証拠に、あまり対戦のないセ・リーグとの交流戦では、被打率は下がり、奪三振率も9.53(シーズン通算は6.55)の成績を残しています。

マサがつかまるのは、ストレートとシュートに偏り、タイミングを合わされてしまう時です。
現在、プロ野球界には150kmを越す投手が数多くいます。単純に早いだけではダメなのです。
スライダーをいかに使って組立てをするのか?もしくはタイミングをずらすことのできる新球種を身につけることが、来期への課題だと思います。
特に今シーズン、彼のシュートはストレートとほとんど変わらない軌道。
1番良い表現は「ずれる」ではないでしょうか^^;

入団以来7年間、ずっと故障もなくフルシーズン活躍してきました。
しかも、ほとんど変わらないスタイルで。
そろそろ何か変えなくては、限界な時期にきているのではないでしょうか?
来シーズンも変わらないマサだったら、今年以上に打たれると私は思います。
優勝したからといって奢ることなく、常に進化し続けて欲しいものです!

小林雅英投手、1年間お疲れ様でした!!

 
 
次回は、今シーズンルーキーとして久保と共に活躍を期待されながら、少し水をあけられてしまう結果となってしまった手嶌の通信簿をお届けします。お楽しみに。

ranking
Blog Rankingを上げることが、私の生き甲斐です。

にほんブログ村 野球ブログへ  

「小林雅英の通信簿 2005」に関連した記事


みなさま、投票をお願いします!

ranking にほんブログ村 野球ブログへ spolog.net ブログランキングくつろぐ baseballnavi

Comment on "小林雅英の通信簿 2005"

"小林雅英の通信簿 2005"へのコメントはまだありません。

Post a Comment

コメントする
(HTMLタグは使用できません)
ブラウザに投稿者情報を登録しますか?(Cookieを使用します。次回書き込み時に便利です。)
  •  
  •  

"小林雅英の通信簿 2005"の関連商品

Trackback on "小林雅英の通信簿 2005"

以下1件のトラックバックはこのページのエントリー"小林雅英の通信簿 2005"を参照しています。

このエントリーのトラックバックURL: 

» ●お題2)千葉ロッテマリーンズのいい所を見習おう!!●

  • 2005年12月18日 16:06
  • from 『聞。プロデューヌ (カク ブン プロデューヌ)

■プロ野球チーム〜観客動員数増加〜■を.プロデューヌ!! テレビ野球中継の視聴率の低下。球団合併等々、様々な問題が蓄積の日本プロ野球。 っ... [続きを読む]