2005年11月19日
千葉ロッテが優勝した理由 【その2:走塁】
- Egar
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- カテゴリー:データで見るプロ野球

マリーンズの今シーズンの強さを、データで紐解く企画『千葉ロッテが優勝した理由』、第2回は走塁との相関関係を探ってみたいと思います。
まずこちらのデータをご覧ください。
《2005年盗塁・走塁データ》
| チーム | 盗塁数 | 盗塁死 | 盗塁成功率 | 許盗塁 | 盗塁刺 | 盗塁阻止率 | 走塁死 | 牽制死 |
| マリーンズ | 101 | 48 | .678 | 42 | 26 | .382 | 60 | 6 |
| ホークス | 72 | 42 | .632 | 59 | 36 | .379 | 51 | 7 |
| ライオンズ | 70 | 28 | .714 | 68 | 21 | .236 | 42 | 6 |
| ファイターズ | 53 | 24 | .688 | 78 | 32 | .291 | 37 | 3 |
| バファローズ | 44 | 25 | .638 | 67 | 35 | .343 | 54 | 7 |
| イーグルス | 41 | 34 | .547 | 105 | 40 | .276 | 46 | 3 |
まず目が行くのは、今年リーグ最高の盗塁数101個。昨年の盗塁数49個から、約2倍の数に増えました。ちなみにセ・リーグで一番盗塁数が多かったのは、中日の101個。しかし、中日はマリーンズよりも多い146試合を戦っての結果ですからね。
そして、次の塁を積極的に狙う走塁は、走塁死60という数字にも表れています。
これも単に、失敗に対して文句を言わないボビーと、高橋慶彦コーチの指導の賜物ですね。
メディアでは、ボビーの手腕ばかりが取り上げられますが、私は今シーズンの高橋コーチのもたらしたものは、とてつもなく大きなものだったと思います。
『足』という武器が、日本一への大きな要因となりました。
個人成績で見ていくと、盗塁王を獲得した西岡の41個を筆頭に、小坂の26個、大塚の7個と続きます。
西岡の素晴らしいところは、数だけでなくその成功率。51回の盗塁企画数に対し、成功が41回。率にして.804という結果を残しました。
ちなみに、阪神の赤星が.833、ヤクルトの青木が.806、盗塁数20以上の選手の中では、この二人に次ぐ盗塁成功率です。
また、西岡が無死で出塁した回は、かなりの確率で得点に繋がるという『西岡のジンクス』が生まれるほど、足を利用した攻撃が相手にプレッシャーを与え、得点に結びつきました。
西岡の盗塁数が増えるのと共に、小坂の盗塁企画数も増えていきました。
1997年の入団以降、5年連続の30盗塁以上記録した快足も、怪我の影響もあり2002年には盗塁企画数14と減り、翌2003年には34と増えたものの、昨年は14と大幅ダウン。
今年は36と、多くの場面で小坂の足を使った攻撃も見る事ができましたね。
そして、このデータで忘れてはいけないのは盗塁阻止率。
.382という盗塁阻止率は、パ・リーグNo1。城島のいるホークスよりも高い数字を残しているのですから、これは誇れますよね。
そして、見て欲しいのは、他球団がマリーンズ戦で企画した盗塁数です。
その数68。次に少ないのがライオンズの89。セ・リーグで1番少ないのは、中日の65。その次がヤクルトの76です。
走られなければ、当然盗塁は成功しないわけです。阻止率も然ることながら、走られないというのはバッテリー間の連携が上手くいっている証拠でしょう。
サトと将という二人のキャッチャーからのプレッシャーと、投手陣のクイックが上手く決まった結果がこの数字だと思います。二人のキャッチャーを併用したマリーンズですが、二人ともが正捕手として機能しました。マリーンズが優勝した理由は、ここにも有ったわけですね。来年もこの体勢でいくのでしょうが、更に辻や田中なども加わって最強マリーンズを作り上げて欲しいですね!
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