日本プロ野球の未来を考える(後編) : 千葉ロッテ マリーンズを愛してやまない人たちに送る~clm-today.com

2008年ヤマチョウの新茶

2005年02月23日

日本プロ野球の未来を考える(後編)

 前回と伝えしたように、今回は『日本プロ野球の未来を考える』の後編です。私の私論としては、

1. ドラフト完全ウェーバー制
2. FA期間短縮(現在の9年⇒20歳以上の5年へ)
3. サラリーキャップ制の導入

この3点です。まずは1.の『ドラフト完全ウェーバー制』ですが、戦力均衡を図るために良いと思いますし、昨年もあったような不透明なドラフトにつながらないことが何よりです。人気のない球団に、選手が来ないという現状を打開することも必要です。やはり各チームに人気選手がいるということは。新しいファン層を獲得するのに重要でしょう。また、ドラフト権もトレードの条件にできることも、戦力強化の戦略的オプションとして展開されるでしょう。

ドラフトを完全ウェーバー化することだけに留まってしまうと、選手個人の自由を制限することにもなってしまいます。そこで必要になるのが2.の『FA期間の短縮』です。現在の9年(150日以上の選手登録をしたシーズン)を20歳以上の5年に短縮すれば、18歳で入った選手も2年程度は体を作り、最短25歳で実績を重ねて自分の希望する球団へ移籍できるのです。なぜ20歳以上にしたかと言うと、大学や社会人を経た選手には7年では長すぎるからです。例えば、ドラフト1位の選手のみそれを1年短縮できるという特権を付けるのも良いかもしれません。現在の日本のプロ野球での選手の平均寿命は9.2年だそうです。(プロ野球選手会参照)働き盛りの年に、自分のやりたいところでやりたいことができることが、選手にとって一番の幸せではないでしょうか?

また、最近ではメジャーへの選手流出が問題になっていますが、全盛期に挑戦したいと考えるのは当たり前だと思います。ドラフトを完全ウェーバーにすることで、入団時高額な契約金も必要なくなるわけですから、選手の意見を尊重してあげられる土壌もできるでしょう。また、若くして挑戦した選手が再度日本で活躍するチャンスも出てくるでしょう。現在の制度で30歳を過ぎてメジャーに挑戦しても、なかなか日本でもう一度ということはできなくなります。FAでメジャー挑戦した時のみ、戻ってくるときには日本で在籍していた球団保有権があるという形にするのも有りかもしれませんね。それの発展形がレンタル移籍でしょうか。

そして、球団経営の最大の支出は高騰していく選手年俸にあります。それを抑えることは、現在の日本球界にとって不可欠です。昨年選手会は、自分たちも血を流す覚悟でと言って年俸の最大引き下げ幅を大きくすると提案しましたが、あれはむしろ当たり前ではないかと思ってしまいますね。選手会の意見も分かりますが、経営者としては営業数値が芳しくなければ、経費をカットするのは当たり前です。そのためにも3.のサラリーキャップ導入くらいの思い切ったことができなければだめでしょう。先日ソフトバンクの孫オーナーが、日本のプロ野球でサラリーキャップを導入すると、選手はメジャーに大量流出してしまうと言っていましたが、確かに一理あります。でも、サラリーキャップを導入し、更に新規参入球団を増やしていくという方向で考えれば平均年俸も上がるでしょうし、経営も健全化していくでしょう。

 いろいろ考えていると、日本の野球界に選手が働く新しい目標を作ってあげることが必要なんだろうな、とつくづく思うわけです。私としては、リアルワールドシリーズが良いと思いますね。サッカーでもチャンピオンズリーグがあるように、世界各国にプロ野球リーグがあるわけですから、実現は可能だと思います。ナベツネがいなくなった日本球界でイニシアチブを取るのは誰になるのか興味がありますが、そういったところで孫さんにがんばっていただきたいと思います。

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